電気痙攣療法について

エネルギー電気痙攣療法(でんきけいれんりょうほう)は、薬物療法がなかった1950年代以前には、統合失調症治療の中心的な手法でした。
現在でも、電気痙攣療法の効果はかなり高いとされており、薬物療法と比べても遜色がないとされています。
現在では、電気痙攣療法の手技の煩雑さ、身体的リスクの高さ、そして何よりも効果が継続しないため、長年にわたってくり返していくことの負担が大きいため、薬物療法が主流になっています。

現在でも薬物療法では十分な改善が得られない人に対しては、電気けいれん療法が選択されることがあり、そのあとの薬物療法へと受け継ぐ橋渡し的な位置づけになっています。
手技の面でも麻酔薬などを使用し、安全性の確保に以前より配慮されながら行われています。

電気痙攣療法の流れについて

ご家族に電気痙攣療法のインフォームドコンセント(メリット、デメリットの説明、理解と同意を得る)を行う。
電気痙攣療法が行えるかを、血液検査、心電図、胸部Ⅹ線、頭部CTなどの検査を行いチェックします。
電気痙攣療法を行う前に絶食を行い、点滴をします。
全身の状態を、血圧計、体温計、心電図、脳波計などで測定し、管理チェックしながら行います。
呼吸管理は、酸素マスクで行います。麻酔薬と、筋弛緩薬(けいれんを防ぐ)を静脈注射します。
患者さんの額の部分に約100ボルトの電気を約5秒間通電します。
痙攣は起こりませんが、痙攣が起きたときと同じ変化が脳に起こっていることを脳波計で確認します。
通電後、約1時間ほど患者さんは意識がもうろうとした状態になります。
患者さんの目が覚めて、意識がはっきりしてくれば終了。
10
このサイクルを適2~3回行い、これを3~4週間つづけます。

スポンサードリンク