錐体外路症状には、パーキンソン症状、アカシジア、急性ジストニアがあります。統合失調症の治療を不安なく受けられるように、これら副作用の症状についても知っておきましょう

統合失調症とは

錐体外路症状(スイテイガイロショウジョウ)

抗精神病薬の副作用により、体の様々な部分に、おかしな動きをする副作用(パーキンソン症状、アカシジア、急性ジストニア)を【錐体外路症状】といいます

錐体外路とは、大脳皮質から始まる神経経路で、筋肉の伸び縮みを調節や体がスムーズに動くようにコントロールしている運動系の中枢になります。この錐体外路が障害されると、1.体がおもうように動かせない 2.意思に反してからだが勝手に動く などの症状があらわれます。

抗精神病薬で起こる3つの錐体外路症状

パーキンソン症状

抗精神病薬は、ドーパミンを受けとる受容体を遮断して、ドーパミンが働けないようにします。ドーパミンが働けない状態というのは、パーキンソン病が発症するメカニズムと似ているため、パーキソン症状)を持つ副作用があらわれることがあります。
ドーパミンは、体を動かすオイルのような役割をする神経伝達物質です。これがうまく働かなくなるため、手や指先がふるえる、筋肉がかたって硬直する、よだれが出る、仮面のような無表情の顔つきになるなどの症状が現れます。

アカシジア

アカシジアは、「静座不能」とも呼ばれます。文字どおり「じっとしていられなくなる」状態です

アカシジアの症状は、特に意味もなく歩き回ったり、横になって寝ているとき足がむずむずしたり、じっとその場に座っていられなかったり、貧乏ゆすりがひどくなるなどの症状があります。アシジアは、幻覚や妄想をやわらげる薬を服用すると起こりがちですが、薬だけが原因とは限りません。患者さんの気持ちがあせっていたり、不安感が強いときに起こりやすいのです。ですから、アカシジアの対処には、副作用の治療薬だけでなく、不安定な心埋をほぐすような精神的なフォローも必要になるでしょう。

急性ジスト二ア

急性ジストニアは、筋肉、特に首筋の筋肉の片側が収縮し、右か左、あるいは後ろのほうに傾いてしまって、反対側には戻しづらくなっている状態です

急性ジストニアの症状は、首がひきつれた様な状態です。目の動きを調節する筋肉が収縮することもあります。そうすると眼球が上のほうに向いてしまって、下がみづらくなります。舌がこわばって、話しづらくなることもあります
非常に奇妙な筋肉の動きをみせるので、薬による副作用と知らない人からは、てんかんの発作と見まちがえられることもあります。患者さんや家族の中にはショックを受ける人もいて、薬をいやがる気持ちに拍車をかけてしまぅようです。しかし、これは一時的にあらわれるもので、薬で治療することが可能であり、予防する薬もあります。障害は残らないので、必要以上に心配しないほうがいいでしょう。

錐体外路症状の対処法について

副作用が現れたら、なるべく早く医師と連絡をとって対処する必要があります。錐体外路症状は、抗パーキンソン薬により症状を改善できます。

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