統合失調症治療の種類には、抗精神病薬での薬物療法やリハビリテーションなどがあります

統合失調症とは

統合失調症治療の種類

統合失調症の治療法は、【薬物療法】と【非薬物療法】に大別されます。

統合失調症治療は【薬物療法】に、リハビリテーション、作業療法、家族技能訓練を組み合わせて行います。

①薬物療法

統合失調症の薬物療法には治療の基本となる【抗精神病薬】と、その他の【補助治療薬】に分けられます

抗精神病薬

薬抗精神病薬は、急性期の陽性症状(幻覚や妄想、興奮など)に有効な、統合失調症治療の基本となる薬です。また、抗精神病薬は薬物以外の治療を有効に行うためにも、その土台として大きな役割を果たしています。抗精神病薬療法は、統合失調症の治療を進めていくうえで最も基本的な治療法であると同時に、単に病気の症状を改善するだけでなく、安定した社会生活を送っていくうえで欠かせない【再発予防】の作用もあります。また、リハビリテーションなど、非薬物療法を行う場合にも、抗精神病薬抜きではほとんど効果がないことがわかっています。

抗精神病薬と非定型抗精神病薬

抗精神病薬には、慢性期の陰性症状(感情の平板化、意欲の低下など)に、あまり効果がみられないという欠点がありました。そこで「定型」の抗精神病薬よりも、陰性症状に効果をあらわし、ふるえなどの副作用の少ない、定型とは別の「非定型杭精神病薬」が作られました。非定型抗精神病薬は、化学構造や作用の特性から、SDAとMARTAとに分類されることがあります。

補助治療薬

統合失調症では、特有の症状とは別に、うつや不安、不眠などの精神症状があらわれる場合があります。こういったときは、補助的な治療薬として杭精神病薬とは別に、抗不安薬、気分安定薬、睡眠薬などを併用することがあります。また、杭精神病薬は、服用するうちに防ぎきれない副作用が生じることがあります。そういう場合は、抗パーキンソン薬(ふるえや筋肉のこわばりに)、昇庄薬(立ちくらみに)、下剤(便秘)などがよく使われます。

副作用を抑えるための薬

統合失調症の治療は長期にわたって継続されるものなので、治療薬による副作用を最小限に抑えるために、昇圧剤(立ちくらみ)、下剤(便秘)、抗パーキンソン薬(筋のこわばり)などが使用されます。

向精神薬と抗精神病薬

向精神薬とは、脳や中枢神経に作用して、精神症状を改善するように働く薬のことで、向精神薬には、【抗うつ薬】、【抗てんかん薬】、【抗不安薬】、【睡眠薬】や、【抗精神病薬】も入ります。おもに精神科や神経科、心療内科などで治療に使われる薬の事をいいます。そのため、抗精神病薬は広い意味では向精神薬の1つです。

②リハビリテーション

統合失調症治療の本質ともいえる

リハビリテーションは、薬物療法と並んで、統合失調症治療法の二本柱のひとつです

リハビリテーションという言葉には、障害からの回復を目指すという意味が込められていますが、統合失調症の治療を進めていく際には、この病気によっておこる社会生活上の困難さ、障害をどう克服していくかという視点がきわめて重要であり、その意味で、リハビリテーションは統合失調症治療の本質に視線を定めた治療技術です。

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